「あ、大丈夫…」 「てゆか何年生?」 「1年です…」 何だか全然会話が関係ない方向に進んでるんですけど、早くしないと時間ないのに 「どうりで可愛いわけだ!駅なんか行かないでさ!お兄さん達と遊ばない?」 私の顔を覗き込んでいた茶髪の男の人が、一歩近付いて腕を掴む。 「いや!あの、急いでて!」 「焦ってる、可愛いー」なんて訳の分からない事を言い出す。 なにこの人話し聞いてない! 「あの!離して!」 「ダメだって!遊ぼーよ!」 「やだ!」