でもいつか言える日が来たらいいと思う。 寂しいとか 会いたいとか 一緒にいたいとか。 そういう事を、素直に当たり前に伝えられる日が来たら良いと思う。 「なぁ」 「なに?」 バイクに私の鞄を置くと振り返ってこっちを見るレイジ、 「聞きてぇこと、あるんだけど」 学ランの上着を来ないで、黒いパーカーを羽織ってるレイジのはだけたワイシャツの胸元にはシルバーアクセがキラリと光る。 「お前」 「……………」 「あの日、リュウとどこまでした?」