絡まる視線、 何だかいつもより熱っぽく感じるのは気のせいだろうか。 見上げたレイジの顔は、やっぱりどこまでも色っぽくて そしてかっこ良かった。 「アオイ」 甘い甘いレイジの声が近づいてくる、 どくどくと心臓が痛いくらい音を上げ、もう限界と言っている。 だけど、目の前のレイジが あまりに嬉しそうな顔をするもんだから いつもからは想像つかないくらい嬉しそうに笑うもんだから、 「俺も、お前が好きだ」 私はその声を合図にそっと瞳を閉じた。