「あの…リュウガ明日仕事だよね、私部屋戻る!」
言ったはいいもののリュウガの部屋を出て一人になる勇気など私には持ち合わせていなくて
「気にするな」
この言葉に心底ホッとしてしまった。
「でも寝ないと…」
いくら私が眠くないからってリュウガを寝させないわけにはいかない。
むしろ寝てもらわないと困る。
「平気だ」
「平気じゃないよ」
リュウガは私を通り越してギシリと軋むベットへと腰をかけた。
「ならこっちに来い」
「え?」
「来いよ」
ベットに手をついて気だるそうに座るそんな姿でさへ絵になる。
どうやったらそこまでかっこ良くいられるんだろう。



