手にはプープーと通話終了を知らせる音と、ドキドキを超えてもはやバクバクと音を上げている私の心臓。


もしかしたらこのまま私の心臓壊れるのかもしれない。
働きすぎで止まっちゃうのかもしれない。


耳から携帯を話離し、ぽとりとソファーへと置く、




不思議と私を守ってやりたくなるらしいレイジ。リュウガじゃなくこれからはレイジが守ってくれるらしい。


だから私はそんなレイジに判断しなくても良い関係ってやつを教えなきゃいけない。これが間違った判断じゃないんだと。


レイジがレイジだから何があっても一緒にいたいと思うんだということを。


私は彼に教えてあげなきゃいけない。



出来るだろうか、私に。
ただ守られてただけの私に。
気付かないうちにレイジやリュウガに守られていた私に。


明日からきっと世界が変わる。


レイジの彼女として(偽りだけど)
リュウガが私を守る為にしたというさっきのことを思い出して、


明日から世界が変わるのを強く胸に刻んだ。