その後皆でおじさまが運んできてくれたラーメンを美味しく食べた。


イツキがすすめてくれた味噌ラーメンは最高で、特にお腹が空いていたない私でもペロリと一人前を平らげた。



ブーブーっ



食後のデザートにと、何故か私にだけアイスクリームをいただいて食べているとテーブルの上に置いてあるレイジの携帯が音を上げる。




「なんだ」



いつも話している声よりもはるかに低いレイジの声。



「行かねぇ」



レイジが誰と話しているのか、行かないって何処の事なのか、そんなのは全く分からないけれど



「行かねぇって言ってんだろーが!」




めちゃくちゃ怒っているのだけは分かる…。




その様子をカエデとイツキは少し心配そうに見つめていて、電話を切ったレイジは大きなため息を付いて立ち上がった。



「アキさんか?」



「あぁ」



「いいのかよ」



かかさず話しかけるカエデはどうやら少なからず内容を理解してるみたいで、



「アオイ、カエデに家まで送ってもらえ」