え?そうなの?あんだけモテるのに女の子連れてきたこと無いの?



「誰の女だ?カエデか?」



どうやら店主とレイジ達は名前を呼ばれるほどの仲の良さらしく、おじさまは楽しそうに笑顔を向ける。




「違うよ、俺じゃない。レイジの」




「レイジのなのか?」



おじさまの顔はさっきよりもさらに目が開かれ、嘘だろとでも言いたそうに声を大きくした。



「まさかお前に彼女が出来る日がくるとはな〜今日は餃子サービスだ!」




なにがそこまで嬉しいのか、というより私偽彼女なのに餃子サービスなんて申し訳ないのだけれど。



「彼女ちゃん、名前は?」



「あ、アオイです」



ニコリと微笑むとダンディーおじさまは私の前に味噌ラーメンを置くとその上にチャーシューをつけたした。