「それ常連に言う言葉なのー?」 どうやら三人はこのラーメン屋の常連らしい。 「俺 トンコツな」 「じゃあチャーハン」 レイジに続いてカエデがダンディーおじさまへと注文していく。 「アオイちゃんは本当に味噌でいいの?」 「あ、うん」 「じゃあ味噌もう一つ」 カエデが私の分も注文して席へと着くと、 「ん?」 白いエプロンをしたおじさまが私を見て大きく目を見開いた。 「おめぇらが女の子を連れてくるなんて初めてじゃねぇか」