「あーちゃん今日から俺ら同じクラスだな!」
下駄箱で靴を履き替えながらニコニコとイツキが私を見つめる。
「そうだね、イツキと一緒で嬉しいよ」
細く微笑むとニッと笑ったイツキが私の手を取って歩きだす。周りの視線は一気に私達の手の元へ。
でもイツキにはそんなことミジンもきにならないのか、どんどん教室へと進んでいく。早く私もこの生活になれないと…
大きな音を上げて開けた教室のドアから一直線にイツキは窓側へと向かうと、1番後ろの席へと荷物を置いて私の手を離す
「あーちゃんの席はここ」
「え?」
そこは明らかに昨日の席とは違う窓側から二番目の席



