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クシュンっ



「何、そのオーソドックスな
くしゃみは!!」


「普通がいちばん!!」




そう、なんだかんだぐずぐずしている間に
月日は流れ、もう2月になっていた。


「もうバレンタインだよ?」


「うわ!!今1番向き合いたくない現実!!」

「何それ」
凛が笑う。



「だって、晴斗に渡していいものか
悩んでまして・・・」



「渡せ!!」


「えー。」