手を振る美夏のほうに駆け寄った。



「…?」


「今日の実羽可愛いー♪」



「ねぇ、誰…?」




あたしの前にいたのは、美夏と知らない人。



男の子2人と女の子1人。




「まぁまぁッ。で、優はまだなの?」



この時、美夏が言っていた人が、あたしが好きになった「優」だったのだ。



「あぁ、あいつ遅れるって言ってたぜ。」