それで…。



あたしが優を好きになったきっかけ、


それは紛れもなく、一目惚れで。




それが、ある日美夏に呼ばれたときのこと。




「…じゃあ、おしゃれな格好してきてねッ」


「え、なんでッ?いつも通りは駄目なの?」


「全然大丈夫♪待ってるね。」




そこで、電話が切れた。


もう夕方なのに…。



そう思いながらも、ちゃっちゃと準備するあたし。


美夏言ってたし、ちょっとだけいつもより気合い入れてやっちゃおうかな♪



それからちょっと遅刻して、駅に着いた。




「あ、実羽!こっちッ」