クラス替えで盛り上がっている新しいクラスにいた私は、一人ポツンと自分の席に座っていた。
周りを見渡すと、もうグループはほとんどできている。
私も、話しかけないと。
結構顔の知らない人たちがいっぱい。
見たことあっても話したことのない人とか。
私はその場で、舞を探した。
舞いも、もう他の子とくっついている。
「舞!」
私は舞のところに行った。
「あ、星菜ー♪」
ほっ。
よかった、舞がいて。
話しやすい。
舞の隣にいたのは、舞の同じ部活の人らしい。
「この子、桐谷星菜ちゃんってゆーの!
星菜、こっちはあたしと同じ部活の友達の琴原 奈津(ことはら なつ)。」
舞が私に、自分の友達を紹介してくれた。