「玲音…?」 「…怪我ないか?」 金属バットを片手で受け止めながらも私の怪我の心配をしてくれる。 余裕そう…、だね。 悠希も紫恩も私の隣に立っていた。 「悠希!!紫恩!!玲音!!手伝って!!」 明海さんが叫ぶと三人は次々と相手の男たちを殴り倒したり蹴り倒したりした。 …もちろん明海さんたちもだけど。 平和だった地下が今では戦闘競技場みたいに悲惨な状態になっていた。 ガラスのコップやソファーにテレビ…色々な物が壊れたり飛んだりしていた。 私、場違いじゃない? てか、邪魔じゃない?!