ようやく気持ちが落ち着いた時

辺りはもう真っ暗だった。

いつもならこんな暗さは怖くない

琉樹がいてくれるから。

優しい手と繋がりたい

なんて自分勝手なことを思うけれど

突き放したのは私だ

怖くない。明日、謝ろう。

……琉樹は聞いてくれるだろうか。