恋愛ごっこ


ほんとはこんなことを言おうとしたわけじゃない。

涙がつぅーと伝う。私は口を開ける。

「ごめん、こんなこと言うつもりなかった。ごめん。もう私にかかわらないで―――!!…ばいばい」
しゃべり終えて日野君に背を向ける。


日野君はどう思っただろう?失望した?…それでいいや。失望でもしてくれてた方がいい。


「――――待って!!」
少し肩がビクッとなる。止まらず走り去ろうとした。


「明日!明日の放課後もここでまってるから!!」




私はそのまま走り去った。