日野君と一緒に帰ったあの日から3日が過ぎた。

日野君は相変わらず私に声をかけてくれるんだけど、初めて会った日のように触ってきたりしない。

私は約束の話とかあの日の放課後、なんでしょんぼりしていたのか聞きたいことが頭ン中でグチャグチャになっていた。

「ねぇ、日野く‥」
声が届くか届かないかのところで日野君はクラスの女子らしい子に声をかけられ、最初は鬱陶しそうにしていたけれど話が進むにつれて笑みも出てきている。
…何の話をしているのかわからなかったけど何故か胸がチクンと痛んだ。

なんだろ‥なんか胸が痛い…‥。