「あ...あのね! ルキに言いたいことがあるんだけれど」 突然声を大きくしたのもあってか、 ルキが怪訝な顔をした。 「えっと...あの...その...」 中々話し出せない私をルキがじっと見つめる。 ふーっと息を吐いて深呼吸。 ルキの紅い瞳を見た。 その瞳もきっと私の瞳を見ていた。 こんなに近くで見つめ合ったのは初めてかもしれない。