「ルキはいつも来てくれるけど、大丈夫なの?」 駅から家までの帰り道、自転車を押しながらルキと並んで歩いていた。 っていうのも、今日はこのまま公園で演奏の練習をする私に付き合ってくれることになっていたからだ。 「あぁ。大丈夫だ。」 ルキは私の方は見ないで答えた。 ルキと並んで歩くのは初めてなので、 無駄に緊張して会話に困った。