いつものように、 ギターを背負って自転車で走る。 胡座を組んで演奏する。 今日も駄目か... 現実から目を背けるように、 ギターを弾く手を見ながら俯いて歌った。 ヤバい... 何か、泣きそう... 視界がぼやける前に、 スッと手元が暗くなった。 誰かが私の前に立っている。 私の歌を聴いてくれてるの??