吸血鬼と歌姫と


「もうお別れだね...」


歌い尽きて、そう呟いた。


私に止める権利なんて一つもない。



「ルキ...今までありがとう。」


ルキとの想い出は涙無しでは振り返られない。


だからそれだけ言った。



「短かったが、ミレイとは沢山の思い出があるな...」



ルキが夜空を見上げながら意地悪を言う。