「なに??」



ルキの方を見た。



紅い瞳は何も言わない。




夕暮れの公園に二人きり。


無言で見つめ合う。


この状況でも恋人にはなれない。




だけど、どんどん好きになってる。



嫌いになんてなれないから、私は目を逸らせないでいた。





「...何でもない。」



立ち上がったルキが私に手を差し伸べる。