「あ、アンタ何変なこと言ってんの?頑張って作ったわけじゃなくて、ちょっと失敗しただけなんだからね!」 琉依はそう言うが、頑張ったという証拠があるのを俺は知っていた。 「手、怪我してるだろ?そんな大量に絆創膏貼ってさ。」 そう。証拠というのは琉依の手の怪我のことだった。 どう見ても料理でやらかしたような怪我だ。 「あ、う…」 琉依は、顔を赤くして黙り込んでしまった。 やっぱりそうだったんだな。