「あっアンタ、起きたの?一生目覚めないかと思ったけど。」 目覚めないって… あ、確か昨日琉依ちゃんに平手打ちされて、そのまま気絶して… あれ? 俺、部屋にいたのになんでソファで寝てんだ? もしかして、琉依ちゃんが運んでくれた、とか? んなわけないよな(笑) そんなことを思って琉依ちゃんを見ていると、 「何見てんのよ。」 顔を赤くした琉依ちゃんがそう言った。 琉依ちゃんにつられて、俺もつい顔を赤くしてしまう。 「何でもないよ、琉依ちゃん。」 そう言ってごまかした。