「あ…琉依…ちゃん?」 ずっとうつむいている琉依ちゃんに俺は駆け寄ろうとした。 そのとき… 「るっ"琉依"で良いわよっ!」 琉依ちゃんはそう言って顔を上げた。 その琉依ちゃんの顔は、真っ赤になっていた。 「そっその…お父様以外の男性から呼び捨てにされるの、初めて…で。」 琉依ちゃんの顔はみるみる赤くなっていく。 まじかよ。呼び捨てOKされちゃったよ。 俺も女子を呼び捨てしたことねぇけど。