お袋と陽気なおじさ…智さんが出て行ってから3分がたった。 お袋が変なこと言うから、かなり気まずい状態じゃないか! “兄妹仲良く暮らすために、あなた達同じ部屋で過ごしてね!” お袋のその一言で… でも琉依ちゃんって純粋そうだし、そんなの気にしなかったりするのか? とりあえず何か喋んないと、ずっとこの空気はツライな。 「あの、琉依ちゃん?」 俺はどうにか勇気を振り絞って琉依ちゃんに声をかけた。