アオイハル

【--美織side--】
走った
なんかわからないけどすごい走った
涙もすごかったけど
なんにも気にしないで走った

ついたのは公園だった。
いつも路上ライブをやる公園…

ここのベンチは座りやすい
後ろから抱き締められた
誰だかすぐに分かった

「澪………」
澪はなにも言わずにそっとしてくれる
「う、うわーんぁーまた、また、もうわかんなーい」
澪に抱かれてる安心感はやっぱり変わらない