羽蝶蘭





無駄に広い部屋のソファに腰をかけながら、考える





なぜ、あの時承諾してしまったのだろうか





なにか変わるとでも思ったのか?



否、きっとそうだろう





一人、自問自答する




「はぁ…」



誰もいない部屋にはもう慣れた




いつだって、私は一人なんだ。