私は、骨折したのかひねったのかわからないが、それとは反対の足でなんとか立ち上がった。



そして、なんとかお城のような建物の門の前まで行ってみる。


「遠くで見ても大きいのに、近くでみると半端なく大きいわね・・・」


門はとても凝った造りをしていた。

ハート、魔女、ランプ、ライオン、木の葉などの形が綺麗に組み合わされて門の形を造っているのだ。


私が、少し見惚れていると、


「あら・・・今日からここに通うことになった、黒魔女学校一年生のアリス・ウィリー・レヴィラヴラ様かしら?」


と、どこからともなく声がした。

綺麗だけど、冷たくて・・・
背筋がゾクっとするような声・・・


腰までありそうな髪をすべて後ろにしったかり結いた女の人が

私の後ろに立っていた・・・。




・・・今日で、変なことが起こるのは
何回目なのかしら?
起こりすぎて・・・驚きもしない・・。