「あなたは・・・誰・・・?」

「・・・アリス・・・井戸の方へ・・・いらっしゃい・・・」


やっぱり、井戸の方から聞こえる声。

近付こうとして、ふとおばあちゃんの言っていたことを思いだした。


そういえば、おばあちゃんが井戸には絶対に落ちるなと、悩みを言ったらすぐにその場を離れるようにと・・・

それから・・・なんだっけ?
もう一つあったようなきがするわ・・・

けど、思いだせない・・・。


まぁ、少しだけならいいでしょう?

私は、声の聞こえる井戸へ顔をだした。


すると感じたこともないくらい風が強く吹き、足をすくわれた私は・・・









井戸のそこへと真っ逆さま










思いだした・・・!

井戸から、声が聞こえてきたときは、






「耳を傾けないこと」






おばあちゃんが、
最後に言っていたこと・・・。