やっぱり。

みんなは、外見しかみてない。

可愛かったらいいのかよ。

だから、あたしは、男が嫌い。

こんなことを考えてたら、モヤモヤし

てきた。

それからあたしは、屋上に向かった。

「やっとタバコすえる。」

箱からタバコを取りだし火をつけた。

「タバコは止めたら?」

「は?あんた誰?」

「俺?俺は、真田剛(さなだこう)。」

あぁ。別のクラスの奴か。

「で、なんであんたに止められないと

いけないわけ?」

「だってあんた、女だろ。女が吸うの

は嫌いだ。」

「あんたに関係無い。」

そう言って、屋上を後にした。

少しムカついたから、そのまま早退す

ることにした。