「それでよし!」

あたしは、頭をポンポンと撫でられた



そして、またDVDを探し始めた。

う……ん。

ほんと、種類ありすぎるよ…。

「愛、これは?」

「俺、これ好きなんだよ!」

「うん、じゃあそれにしよう!」

「おう!レジいってくるからちょっと

待ってて!」

「うん!」

剛がお会計してる間、あたしはCDを

見ることにした。

思ってたとうりCDもいっぱいある!



『いつものように  笑ってるあなた
輝く空の星よりも  もっともっと
もっと    きれいだった 』


「この曲……

「お母さんよく聞いてた…。」




あたしが10歳くらいのとき、

このときはまだお父さんもお母さんも

いて、普通に楽しく暮らしていた。

ドライブに行くと、車では、いつもこ

の曲を聞いていたお母さん…。

お母さんは、歌がうまくて

あたしは、この歌を歌うお母さんが大

好きだった………


「おーい!愛、終わったぞ?」

「えっ?あっ…うん!」

「どうした?」

「あ、なんでもないよ!」

「そっか!ならいいけど。」

「じゃあ、俺ん家行こ。」

「うん」