「お前よくこんなところで寝れんなー

。」

「真田を待ってたの…。」

あたしは恥ずかしくて、少し小さい精

一杯の声で伝えた。

「お、俺を待ってた?」

「う、うん。」

「何かあったのか?」

「ううん。違う。」

「ここじゃなくて音楽室でもいい?」

と聞いた。

「わかった。」

優しい口調で答えてくれた。