あれから、3年がたった。
18歳、と言う年齢を迎えてから、なぜか、
『出会い』を気にし始めた。
実希子ちゃんと清子は、同じ大学に行く。
その人からの、迎えを待ってから、約5年。
長いけど、短い。

「清子ちゃんも大変ねぇ。」
「なんで?」
「待ってるなんて、私には、到底無理ね。」
「知ってる。」