「実希子ちゃんはさ、」
「うん。」
「小学校の時、好きな人いた?」
清子の突然の質問に、実希子ちゃんは、目を大きく見開いて、驚いている。
普段、恋について語らない清子が、いきなり言い出したから、もあるかもしれない。
「どうしたの、いきなり。」
「気になってさ。実希子ちゃん、あまり、と言うか、全く好きな人がいた気配なかったから。」
「失礼ね。私だって好きな人、いたのよ?」
「誰!?」
「嫌だ、そんなに驚かないでよ。」
「ごめんね」
「ううん。別に。私の好きな人は、寺島君よ。」
寺島君?清子がもう一回聞き返すと、
そうよ、と実希子ちゃんは答えた。
寺島君…。清子が卒業3日前に恋した相手だ。
「好きな人、と言うより、好きだった人、の方が言い方的に合うわね。」
「実希子ちゃんは、寺島君に告白したの?」
「してない。そんな勇気、私には備わってないわ。」
「うん。」
「小学校の時、好きな人いた?」
清子の突然の質問に、実希子ちゃんは、目を大きく見開いて、驚いている。
普段、恋について語らない清子が、いきなり言い出したから、もあるかもしれない。
「どうしたの、いきなり。」
「気になってさ。実希子ちゃん、あまり、と言うか、全く好きな人がいた気配なかったから。」
「失礼ね。私だって好きな人、いたのよ?」
「誰!?」
「嫌だ、そんなに驚かないでよ。」
「ごめんね」
「ううん。別に。私の好きな人は、寺島君よ。」
寺島君?清子がもう一回聞き返すと、
そうよ、と実希子ちゃんは答えた。
寺島君…。清子が卒業3日前に恋した相手だ。
「好きな人、と言うより、好きだった人、の方が言い方的に合うわね。」
「実希子ちゃんは、寺島君に告白したの?」
「してない。そんな勇気、私には備わってないわ。」

