An opening of such a love

「陽さん、そのCD買うの?」




「え?」





すずちゃんにそう言われ


彼女の手元を見てみるとマジっすか?




俺のほしいCDを手にしている。





「すずちゃんもこのアーティスト好きなの?」




「うん。大好き。陽さんも?」




「うん」





こんな共通点があっていいのだろうか?




だってこれはもはや運命かと


思いつつある俺。
 



俺の好きなアーティストを彼女が


好きなんて嬉しすぎだ。





「じゃあさ、これ俺が買うから貸すよ」




「え?」





さすがにそれは迷惑かな。





また会ってくださいって言ってるようなもんだしな。




あ、でも・・・と言いかけると彼女は


また嬉しそうな笑顔を見せた。





「いいの?また会ってくれるの?」




「当たり前だろ。これ俺が買うから貸すまで聞くなよ」




「はい」