こんな日には相応しくない、特大のため息をつく。
なにが、透也くんにでも相手してもらいなさいねー、だ。透也には、用事があるからごめんって言われ…
"♪~#~♫~"
入れ替わるように着信音が鳴り、あたしは飛びつくようにケータイを開いた。
"透也 からの新着メール 1件"
メールボックスを開き、本文を読む。
差出人:透也
(件名なし)
2010年12月24日 09:27
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今日用事キャンセルしたから、
昼からどっか行かない?
もちろん行く!!
あたしはすぐに返信する。
宛先:透也
件名:Re:
2010年12月24日 09:28
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行く行く!
行きたい!!
透也に会えるとなると、途端に嬉しくなる。
あたしは早速、着て行く服を選び始めた。



