透也と過ごす日々はあっという間に流れて行く。
うるさいくらいに鳴いていた蝉の声も今は少しも聴こえない。
照りつけるように燃えていた太陽の位置もずっと低くなった。
°.+*...*+.°
ある日の放課後、あたしは透也と学校近くの公園を歩いていた。
夏はすっかり終わり、秋ももうすぐ終わりを告げそうだ。
もう、マフラーと手袋は手放せなくなっている。
見事に色づいたイチョウの葉と、鮮やかな紅色の紅葉の葉がはらはらと地面に落ち、綺麗な黄と紅の絨毯をつくっている。
その上を歩きながら、はぁー…と息を吐いてみる。
「息、白いね」
「うん。…もうすぐ冬が来るな」
透也もあたしを真似て白い息を吐く。



