「ほっぺどーしたの?」 ほんとはわかってる。 あの時軽く擦りむいたんだろう。 「ん? 学校の壁に擦った。」 どんな状況でだよ。 笑いをこらえるのに必死だったオレだけど、やっぱりなんだか笑えてきた。 「だっせ。」 オレがくすくすと笑うとハルがふくれた。 「うるさいよー。」 「ハル。」 「ん?」 ハルが首を傾げた。 「お前、カッコいいよ。 逞しくなったな。」 ますます首を傾げるハルは困ったように笑った。 「…変な兄ちゃん。」 「うっせぇー…。」