「やめろよ、山ちゃん。 ほら、これ下まで運んで。」 ハル…? 「危ないって言ってんだろ? 無理すんなって。」 大丈夫。 そう強がってハルは車椅子から立ち上がった。 フラフラしながら手すりに掴まっている。 「ほら、見ろよ。 山ちゃん!! あっ…。」 ハルが階段で尻餅をつくように転んだ。 「ハル!? 大丈夫かよ!?」 足がすくんだ。 …何やってんだ、アイツ…。 「大丈夫だって。 心配しすぎ。 なぁ、見てた? 初めて3段目まで降りれた!」 「わかった、わかった! ほら、もう帰るぞ。」