しぶしぶ手を引かれその子に付いていったソラ君。 目が合った。 ソラ君が立ち止まる。 「ソ…。」 「何してんの? 早く行こっ♪」 あ、目反らした…。 「…もう。」 誰、あの人。 ため息交じりに机に突っ伏。 「あれ? もしかして嫉妬してんの?」 サトルがにやつきながら言う。 「違う。 てか、あたしはサトルみたい に嫉妬深くない。」 「あ、そうでございますか。」 なんか不安なの。 心配なの。 嫉妬とかじゃないもん。