アオ×ソラ２～music is special!!～

あれ？

…逆に困らせてる？

「や、でも…。
なんかよかったかも。
亜緒、家に来てくれたし。」

へらっとなんにもなかったみたいに笑うソラ君の顔を見ると、考えてたことがどうでもよくなったり。

ケータイの着信は鳴りっぱなし。

そんなことだってもうどうだってよくなる。

「出なくていいの？」

「…うん。」

あたしはケータイに手を伸ばした。

着信はずっと真瞬君。

ごめんね。

あたし、帰る気ないの。

ソラ君に背を向けて、ケータイの電源を切った。