「亜緒にはわかんないよ。 俺の大変さ。」 ぷいっとそっぽを向いた真瞬君。 あたしから何を言っても無駄。 そう感じた。 「もういいよ、真瞬君。 あたし、今日は帰らないから。」 『は!?』 全員がわけがわからないというふうに声を上げた。 「ソラ君。 真瞬君が頭冷やすまで泊めてよ。」 「や、オレはいいけど…。 マッシュ、あのさ…。」 戸惑いながらも真瞬君の背中にソラ君は声を投げた。 「あー、もう勝手にしろよ。」 …ますます腹立つ…。 なんなの、それ。