「ごめんね、そういうことやから。」 納得してなさそうな友だち。 やけど、あやはもう決めたから。 「わかった。 言っとくね。」 その日、友だちの一言で、あやと勇人の付き合いは終わった。 夜になっても、何だか悪いような気がして。 明日から、どういう顔でいればいいのか、すら分からんかった。 初めての彼氏で、初めての別れやったから。