後ろを振り返ると、真咲が、自分の体育着を脱いでいた。 「ちょっ、真咲…っ!」 まわりから、女の子たちのキャーキャーと言う声が聞こえてきた。 「こっち着て」 「あ、でも…」 「真祐にソレ、返してきて。」 「…はい」 否定ができなかった。 だって、真咲の目が、凄く真剣で…いつもと違くて、ドキドキした。 真咲は、まだ上は着ないままで教室に戻って行った。 「真咲…」 好きだ…どうしようもなく、真咲が好きだ―――…。