愛言葉





私が連れてこられたのは、体育倉庫。
濡れたからなのかわからないけど、肌寒い。

「手、上げて」

「え?」

「いいから、早く」

言われるがままに手を上げると、真祐くんに体育着を脱がされた。

「キャ…ま、真祐くん…」

どうしよう。真祐くんに見られる!
と、思った時、すぐに温かいものを着させられた。

真祐くんを見ると上に何も着ていない。

「ま…まひ…」

「こんなびしょびしょの着てたら風邪引く」

真祐くんはそう言いながら、素肌の上からYシャツを着始めた。

「先教室戻ってて、俺、体育着入れる袋貰ってくるから」

「あ、うん…ありがとう」

私は、真祐くんの言葉に甘え、先に教室に戻った。

真祐くんの体育着からは、真咲の甘い匂いと違う、さわやかな匂いがした。