† Lの呪縛 †

「昼間は母親と過ごしているのか?」

「毎日ではないけど、過ごせる時は一緒にいるわ。 今日はお母様と一緒に編み物をしたの! ほら見て!」



ベッド脇のテーブルの上に置かれた籠。


シャロンはその中から縫いかけの編み物を取り出し、笑顔で広げて見せた。


ネヴィルは編み物をジーっと見詰め、間を空け口を開いた。



「……これは一体何だ」

「えぇー、ここまで頑張って編んだのに分からないの?」



シャロンは落胆した。


ネヴィルは頭を抱え、首を右に捻り、左に捻る。


いくら考えても何なのか分からなかった。



「しょうがないから教えてあげる」



痺れを切らしたシャロンが、ため息混じりに言った。



「手袋だよ」

「手袋? これが?」

「酷ぉい。 形は少しいびつだけど、頑張って編んでるんだから。 それにまだ編み途中だから不恰好だけど、編み終えたらもっとまともな形になるわよ」



少しどころではなくかなりいびつな形をしている。