屋根の上に寝そべり、月を見上げるネヴィル。
風が吹いているが、寒さなど感じない。
「今日の月はまん丸だねー」
「……何をしにきた」
「見かけたから話しかけただけだよっ」
寝そべるネヴィルの隣に、ヒューイがちょこんと腰掛けた。
ネヴィルは若干嫌そうな顔をするが、ヒューイは気にしていない。
ニコニコと月を見ながら笑っている。
「さっきまでオリーと話してたんだ。 何だか雰囲気が変わったね」
「…………」
「表情が明るくなった」
「…………」
ヒューイが一方的に喋っているだけで、ネヴィルは口を開かない。
話をちゃんと聞いているかも分からない。
「パーティーに出たんだってね」
「…………」
「大丈夫だった?」
「……何がだ」
漸くネヴィルが口を開いた。
ヒューイは片膝を抱き、ネヴィルを見下ろし微笑んだ。
「オリーの瞳は人間達を魅了し惑わせる」
「あの子はあの瞳でなくとも美しく魅力的だよ」
「随分と溺愛してるんだね」
「…………」
「オリーは人ならざるもの……僕はこれ以上あの子が傷付く様を見たくない」
ネヴィルは横目でヒューイを見た。
真剣な眼差しがぶつかり合う。
風が吹いているが、寒さなど感じない。
「今日の月はまん丸だねー」
「……何をしにきた」
「見かけたから話しかけただけだよっ」
寝そべるネヴィルの隣に、ヒューイがちょこんと腰掛けた。
ネヴィルは若干嫌そうな顔をするが、ヒューイは気にしていない。
ニコニコと月を見ながら笑っている。
「さっきまでオリーと話してたんだ。 何だか雰囲気が変わったね」
「…………」
「表情が明るくなった」
「…………」
ヒューイが一方的に喋っているだけで、ネヴィルは口を開かない。
話をちゃんと聞いているかも分からない。
「パーティーに出たんだってね」
「…………」
「大丈夫だった?」
「……何がだ」
漸くネヴィルが口を開いた。
ヒューイは片膝を抱き、ネヴィルを見下ろし微笑んだ。
「オリーの瞳は人間達を魅了し惑わせる」
「あの子はあの瞳でなくとも美しく魅力的だよ」
「随分と溺愛してるんだね」
「…………」
「オリーは人ならざるもの……僕はこれ以上あの子が傷付く様を見たくない」
ネヴィルは横目でヒューイを見た。
真剣な眼差しがぶつかり合う。