仕方ない、俺が呼びに行くか 「はぁ、先に食べ始めてて。俺呼んでくるから」 「頼んだ」 勝手に食べ始めてるヒサと頷いたミズキ。 焦がしてしまった肉をアサの皿に移そうと奮闘するカラと阻止しようとするアサ。 まったく、こいつらは 妙なところで、干渉を避ける まぁ、それがあるから獣と呼ばれる意味でもあるが 部屋を出て、ユウコの部屋を目指す。 「一体、何言ったんだアサのやつ‥‥、ってドア開いてる?」 ユウコの部屋のドアは開け放されており、部屋の電気も付いたままだった。 そして、中身は空っぽ。