「あっちぃ~」


人通りの少ない道をアサと2人で走る。


そろそろ、髪切りてぇな


「なんだよ、チビちゃんはもう息が上がってんのか?」


「はぁっ。そういう、狐も汗びっしょりだけど水分足りてんのか?」


アサの額に汗と青筋が浮きだった。


「新陳代謝がいいんだよっ俺は!」


「だからなんだよっ」


つか、走りながらしゃべるのキツいんだから話しかけてくんじゃねーよ


あれから、ルイに言われてオレらが割った分の枚数のお皿を買いに走ってるわけだが


「なんだよ、この暑さ‥っ」


タンクトップも脱いでしまいたくなるほどの暑さだ。